機能性ディスペプシア(FD)の症例③

実際に来院されて施術が終了した患者さんの事例を掲載しています。

 

同じような症状の場合、同じように良くなるケースもあるので参考にしてみてください。

患者

47歳女性

 

主訴

10年ほど前に原因不明の体調不良が起こりそれからゲップと腹部の膨満感が起こるようになった

様々な病院に行って検査をしたが特に原因が見つからず鍼灸なども行ったが特に変化がなかった

現在はゲップ・腹部膨満・お腹の不快感・食事がまともにとれない悩みでお困りの状態

 

ゴール設定

ゲップ・腹部膨満・お腹の不快感が無い状態にしたい

 

初回施術

検査で原因を「肝臓」と特定

 

・ゆがみを整え巡りを良くする

・自律神経の調整

・腰椎2番の調整

 

必要な施術回数は5回伝え、腰のエクササイズの指導

 

2回目の施術(前回から7日後)

腹部膨満感が減ったように感じる

 

・ゆがみを整え巡りを良くする

・自律神経の調整

・頸椎2番の調整

 

呼吸法を指導

 

4回目の施術(前回から7日後)

調子の波があるが全体的に症状が改善してきた

 

・ゆがみを整え巡りを良くする

・自律神経の調整

・前頭骨の調整

 

舌の位置を指導

 

5回目の施術(前回から7日後)

かなり調子が良いと感じ、症状も感じない日があったが時間の経過と共に若干症状が残っている

 

・ゆがみを整え巡りを良くする

・自律神経の調整

肝臓の調整

 

治療はこれで終了、3週間様子をみていただいて不調を感じたら再度来院してもらうよう伝える

その間は呼吸のアドバイスと運動のアドバイスを実践していただく

 

考察

機能性ディスペプシア(FD)は内臓の不調で起こりますが、内臓は1つでも働きがおかしくなると影響を受けて胃や腸などにも問題が出てしまいます。

今回のケースは肝臓の門脈と呼ばれる血液の流れに関係する箇所に問題がありそれが原因で症状が起こっていたと考えられます。

ですので肝臓の状態を結果的に良くするための施術を重ねることで症状が快方へ向かった。

 

このページの著者

著者:高橋教文

柔道整復師、プロスポーツトレーナー、プロアーティストトレーナー

埼玉県さいたま市 巡り整体院 院長 「自律神経のスペシャリスト」

プロスポーツ選手からアーティストまで幅広くサポートしてきた経験を生かし、肩こり腰痛などの慢性症状から自律神経の悩みまで改善する無痛整体を行う治療家

機能性ディスペプシア(FD)について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事